テレビとネットを繋ぐだけじゃない最新ガジェット「ANOBAR 8」を使ってみた



ANODOSというメーカーが新しく開発した「ANOBAR 8(以下ANOBAR)」というガジェットのモニター募集をしていたので応募してみたところ、運良く当選して先日現物が届いたので、ファーストインプレッションをまとめたいと思います。

ANOBARはWiFiに対応した電光掲示板のようなガジェットで、主な機能としては以下の通りです。

  1. 2chのTV実況板をニコニコ動画風にスクロール字幕でリアルタイムに流す
  2. twitterのTLや登録したサイトのRSSを流す
  3. ニュースや天気予報、株価情報の表示

アクティベーションや各種設定変更はANOBAR専用サイトから変更可能で、端末とサーバがネット経由で同期することで設定が有効になるというのもユニークな設計です。

僕の場合、テレビの下に置いているのですが、普段は3の天気予報を表示しておき、テレビを見る時に1の機能を使うといった使い方に落ち着きました。

実際に動いている様子をiPhoneで撮ってみました


1:05 twitterのTimeLine、1:49 ニュース配信機能、2:15 天気予報、2:35 RSS

テレビ実況機能を使っている間は視線がテレビとanobarを行ったり来たりするので、少し慣れが必要ですが、スポーツ中継との相性は良さそうで、先日のサッカー・アジアカップの時に届いていれば、また違った楽しみ方があっただろうなと思いました。
また、テレビでブラウザが表示できる環境であれば、例えばdommuneをテレビで観ている間、anobarにはdommneのハッシュタグ付きのツイートを流すという使い方もでき、工夫次第で様々な使い方ができそうです。

ANOBARの今後

一つ前のモデルでは部品代だけでも19万近くかかったそうですが、今回のANOBAR8では製造コストを4分の1に抑えることに成功し、最終的には小売価格を1万円以下に抑えたいとの事です

マイクや温度・湿度・照度センサー、USBなど搭載されているものの未だ使われていない機能があったり、パッチファイルや追加機能がネット経由で自動的にアップデートされるといった成長のスピード感を見る限り、様々な可能性を秘めているガジェットだと思うし、将来的に1万円以下で購入できるのであれば、家庭だけでなく店舗でも低コスト且つ高機能な電光掲示板としても普及するかもしれません。

また、無料で開発版を配布し、一般消費者に使ってもらいながら、バグの修正や機能追加をしていき、製品化を目指すという、ウェブサービスでいうところの「ベータ版」的なスタイルを家電に採用するユニークさは、元ドワンゴのCTO(Bio_100%のaltyこと森栄樹氏)が代表を務める会社ならではの試みだと思いました。

しばらく使ってみて気づいたことなどあれば、随時ブログにまとめたいと思います。

なお、2月28日までモニターは募集しているようなので、興味のある方は是非応募してみてはいかがでしょうか。

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