元はてなの川崎さんによる、新しい物々交換サービス「Livlis(リブリス)」
元はてなの川崎さん(id:kawasaki)が新しく設立したkamadoという会社からlivlisという物々交換サービスをリリースされました。
自分のほしいものや家にある要らないものを登録して、誰かに譲ってもらったり譲ったりすることができるサービスで、一応利用規約の「禁止行為」にモノによっては許認可が必要なものもあるから気をつけてね的な記述はあるものの、なんでも登録できるようです。
現時点で登録は招待制で、参加するにはユーザーからtwitterのDM経由で招待状を受け取る必要があります。
招待機能にtwitterを使うことに加え、川崎さんの影響力の効果か、毎度おなじみのアーリーアダプターな皆さんを中心に広まり、ユーザー数は順調に増えているようです。さっそく僕も一つ「あげる」に登録してみました。
一通り触ってみた感じ、いくつかのバグやフォローの仕様について分かりづらい部分はありますが、ユーザーサポートもtwitterで受け付けるといった柔軟な体制を活かして、より使いやすくて面白いサイトになってほしいなと思います。
これまでの物々交換系サービス
元々、物々交換系のサイトは2006年頃に海外で出始め、日本では2007年にいくつかの物々交換サイトがオープンしました。
- diglog
- C2C 物々交換
- WaWaWa
- BARTERADVERTISEMENT.com
- あるかも〜ね.BOOK
- とりかえドットコム
- MamaMarket
- モノチェン
- trical
- ビブリー
- みんなの物々交換
- モノエコ
ざっとリストアップしただけでも、1年でこれだけのサービスがリリースされました。
また、ベンチャーだけでなくYahoo!も「Yahoo!なんでも交換」というサイトをリリースするなどプチブームがおきかけましたが、ブレイクしたサービスはなく、2010年時点で上記に挙げた12サービスのうち、現在も続いているのはわずか4サービスという状況です。
過去の例を見るかぎり、決して期待が持てる分野ではないかもしれませんが、既存のサービスが手を付けなかったtwitterをインフラとしたソーシャル機能を活用して、オークション以外の成功事例が無いCtoCサービス分野でどこまで浸透するのか、物々交換リスト+「いいね」という評価軸はどう活用されるのか、またどういうやり方で収益に繋げるか*1など引き続きウォッチしてみたいと思います。
*1:有料会員向けオプションや、企業による試供品のサンプリングとか?有名人のいらないものが出品されるともとれる記述もサイト内にありました